「在庫管理アプリ」と検索すると数十のサービスが出てきますが、失敗しない選び方は 「どれが人気か」ではなく「自社の使い方に合うタイプから選ぶ」 ことです。この記事では、スマホ(iPhone・Android)で使えるおすすめの在庫管理アプリ10サービスを汎用型・POSレジ型・倉庫/検品型・IoT型・ERP型に分けて紹介し、無料プランの有無と選び方を解説します。
本記事について:この記事は、クラウド在庫管理システム「クラプロ」を提供するビズノード株式会社が作成しています。掲載している各サービスの情報は2026年7月18日時点の各社公式サイトの公開情報に基づきます。料金・機能は変更される場合があるため、最新情報は必ず各公式サイトでご確認ください。
在庫管理アプリと「システム」の違い
厳密な区別はありません。スマホ中心の呼び方が「アプリ」、PCを含む業務システムとしての呼び方が「システム」で、現在はクラウド型が主流のため、同じサービスをスマホアプリとPCブラウザの両方から使えるのが普通です。本記事では「現場でスマホから使えること」を重視して10サービスを選んでいます。PC中心・業務システム寄りの比較は 在庫管理システムおすすめ10選 をご覧ください。
在庫管理アプリの5つのタイプ
| タイプ | 何ができるか | 向いている人 |
|---|---|---|
| 汎用型 | 入庫・出庫・棚卸をスマホで記録し、在庫数を自動更新 | 業種を問わず、モノの在庫の記録・共有を仕組み化したい中小規模の事業者 |
| POSレジ型 | レジの販売と連動して店舗在庫が自動で減る | 実店舗での販売が中心の小売・飲食 |
| 倉庫/検品型 | スマホでの検品・ピッキングで出荷作業を効率化 | 出荷量の多いEC・卸・倉庫 |
| IoT型 | センサーが在庫を自動計測し、記録作業そのものをなくす | ネジ・資材・液体など数えにくいモノの残量管理 |
| ERP型 | 在庫に加えて購買・製造・会計まで一体で管理 | カスタマイズ前提で全社システムを組みたい企業 |
迷ったら、「在庫の数を正確に把握・共有したい」だけなら汎用型が最短です。レジ連動・出荷効率化・自動計測が主目的なら、それぞれの専門タイプを選びます。
在庫管理アプリおすすめ10選 比較一覧
| アプリ | タイプ | 無料プラン | 無料トライアル | 料金の公開 |
|---|---|---|---|---|
| クラプロ | 汎用型 | あり | ―(無料プランで試用可) | 公開 |
| zaico | 汎用型 | なし | あり(14日) | 公開 |
| BoxHero | 汎用型 | なし | あり | 公開 |
| Sortly | 汎用型(写真管理) | あり | あり | 公開 |
| Zoho Inventory | 汎用型(EC連携) | あり | あり | 公開 |
| スマレジ | POSレジ型 | あり | ― | 公開 |
| Square POSレジ | POSレジ型 | あり(POS無料) | ― | 公開 |
| ロジクラ | 倉庫/検品型 | なし | あり(14日) | 公開 |
| スマートマットクラウド | IoT型 | なし | 記載なし | 要問い合わせ |
| Odoo | ERP型 | あり(1アプリ利用時) | あり | 公開 |
(2026年7月18日時点・各社公式サイトの公開情報より。「―」は該当形態なし)
【汎用型】スマホで在庫を記録・共有する
1. クラプロ
「クラプロ」(ビズノード株式会社)は、中小企業・店舗・現場向けのクラウド在庫管理アプリです。本記事の運営元サービスです。
- スマホのカメラでバーコード・QRスキャン——専用ハンディ端末なしで入庫・出庫・棚卸を記録
- ロット・有効期限・場所(拠点/棚)ごとの管理を、必要な項目だけONにして使える
- 商品ごとの在庫アラート(不足・過剰・期限切れの自動検知)、原価・粗利の自動計算、ABC分析
- iOS・Android・PCブラウザに対応し、複数メンバー・複数拠点でリアルタイム共有
- **無料プラン(50品目・ユーザー1名・拠点1か所)**あり。有料プランは月額2,980円〜で料金を全公開
2. zaico
「zaico」は、業種を問わず使われている定番のクラウド在庫管理アプリです。
- スマホでのバーコード・QRスキャンに対応し、PC・スマホ間でリアルタイム同期
- 入出庫・棚卸・ロットや期限の管理に加え、AIを活用したデータ入力・分析の自動化を掲げる
- 発注点の提案や外部システム連携にも対応
- 無料プランはなく、有料プランの14日間無料トライアルを提供
3. BoxHero
「BoxHero」は、バーコードを軸にしたシンプルな操作性が特徴の在庫管理アプリです。
- スマホでのバーコードスキャンによる入出庫記録と、バーコードラベルの作成・印刷までアプリ内で完結
- Excelからの一括取り込み、チームでのリアルタイム共有、在庫分析に対応
- 直感的なUIで、在庫管理アプリを初めて使うチームでも導入しやすい
- 料金は公式サイトで公開されており、無料トライアルから始められる
4. Sortly
「Sortly」は、写真とフォルダで視覚的に在庫を整理する海外製の在庫管理アプリです。
- 商品を写真で登録し、フォルダ階層(倉庫→棚→箱など)で直感的に管理
- QR・バーコードラベルの生成とスキャンに対応
- 備品・工具・資材の管理にも使いやすく、海外では中小事業者の定番
- 無料プランあり。UI・サポートは英語が中心のため、英語に抵抗がないチーム向け
5. Zoho Inventory
「Zoho Inventory」は、受注・出荷まで含めて管理できるEC寄りの在庫管理アプリです。
- 在庫管理に加えて受注・請求・出荷追跡までを一体で管理
- AmazonやShopifyなどECプラットフォームとの連携が充実
- Zohoの会計・CRMなど他サービスと組み合わせて拡張できる
- 無料プランあり(受注件数などに上限)。日本語UIに対応
【POSレジ型】レジの販売と在庫を連動させる
6. スマレジ
「スマレジ」は、クラウドPOSレジの代表格で、小売店向けの在庫管理機能を備えています。
- レジでの販売と在庫が連動し、売れた分だけ在庫が減る店舗運営ができる
- 多店舗の一元管理、キャッシュレス決済・周辺機器との連携が充実
- 基本のPOS機能を使える無料プランあり、在庫管理を含む上位プランは月額制で料金公開
- 「店舗のレジ」が起点なので、レジを使わない業種(製造・倉庫など)には不向き
7. Square POSレジ
「Square POSレジ」は、無料で始められるPOSアプリに基本的な在庫管理機能が付いています。
- 会計のたびに在庫数が自動で減り、残りわずかな商品の通知も受け取れる
- キャッシュレス決済・オンライン販売とセットで、小さな店舗が最小コストで始めやすい
- 在庫管理はあくまで基本機能で、ロット・期限・複数倉庫のような本格管理には不向き
- POSアプリ自体は無料(決済手数料は別途)
【倉庫/検品型】スマホで出荷作業を効率化する
8. ロジクラ
「ロジクラ」は、EC・店舗・卸の在庫を一元管理し、スマホでの検品・出荷作業まで支援するアプリです。
- iPhoneでのバーコード検品・ピッキングで、倉庫の誤出荷を減らす
- Shopify・スマレジなど販売チャネルとの連携が充実
- 拠点数・月間出荷件数に応じた月額プラン(公式サイトで公開)、14日間の無料トライアルあり
- 「記録」より「出荷作業の効率化」が主眼なので、出荷量が多いEC・卸に向く
【IoT型】記録作業そのものをなくす
9. スマートマットクラウド
「スマートマットクラウド」は、IoT重量センサー「スマートマット」の上に置くだけで在庫を自動計測するサービスです。
- ネジ・部品・副資材・粉体・液体など、数えにくいモノの残量管理が得意
- 残量に応じた補充通知(デジタルかんばん)で発注を自動化
- スマホアプリで記録する作業そのものをなくせる一方、マット機材の設置が前提
- 料金は非公開(要問い合わせ)
【ERP型】在庫を含む業務全体を一体で組む
10. Odoo
「Odoo」は、在庫・購買・販売・会計などのアプリ群を組み合わせて使うオープンソースのERPです。
- 在庫モジュールとバーコードアプリで、入出荷・ロット・複数倉庫まで本格的に管理できる
- 購買・製造・会計と組み合わせて、業務全体を一つの基盤に載せられる
- 1アプリのみの利用なら無料のプランがあり、料金も公開
- カスタマイズ性が高い反面、導入・設定には技術知識やパートナーの支援が必要になりやすい
失敗しない選び方——3ステップ
- タイプを決める——上の5タイプから、自社の主目的(記録の仕組み化?レジ連動?出荷効率化?自動計測?全社システム?)に合うものを選ぶ。ここを間違えると機能・費用とも過剰か不足になります。
- 同タイプ内で2〜3個に絞る——比較の軸は「必要機能・スマホでの使いやすさ・料金体系・CSV対応」。詳しくは 在庫管理アプリのおすすめの選び方【2026年版】 にまとめています。
- 無料プラン・トライアルで実運用テスト——主要商品だけ登録して1〜2週間、実際の現場で試してから決める。無料で使える範囲の現実は 無料で使える在庫管理システムの現実 が参考になります。
小規模事業者・個人事業主の場合の考え方は 小規模事業者・個人事業主の在庫管理システムの選び方 をご覧ください。
在庫管理アプリに関するよくある質問
Q. 完全無料で使える在庫管理アプリはありますか?
あります。クラプロ・Sortly・Zoho Inventoryには無料プランがあり、Square POSレジは無料で販売連動の在庫数管理まで使えます。ただし品目数・人数・機能に制限があるため、共有やアラートが必要になったら有料プランを検討してください。→ 無料で使える在庫管理システムの現実
Q. 在庫管理アプリと在庫管理システムの違いは何ですか?
厳密な区別はなく、スマホ中心の呼び方が「アプリ」、PC含む業務システムとしての呼び方が「システム」です。多くのサービスはスマホアプリとPCブラウザの両方から使えます。
Q. iPhoneでもAndroidでも使えますか?
本記事の業務向けアプリは基本的に両対応ですが、ロジクラの検品機能のように一部端末に限定される機能もあります。現場で使う端末で動くかは契約前に公式サイトで確認してください。
Q. バーコードスキャンに専用のハンディ端末は必要ですか?
不要なアプリが主流です。クラプロやzaicoなどはスマホのカメラでスキャンできるため、端末の追加購入なしで始められます。
まとめ
- 在庫管理アプリはタイプから選ぶ——汎用型/POSレジ型/倉庫・検品型/IoT型/ERP型。
- 「在庫の記録・共有を仕組み化したい」だけなら汎用型が最短。無料プランのあるアプリから試せる。
- レジ連動はPOSレジ型、出荷効率化は倉庫/検品型、数えにくいモノはIoT型、全社基盤ごと組むならERP型。
- 比較は同タイプ内で行い、無料プラン・トライアルでの実運用テストを経てから契約する。
- 各サービスの料金・機能は変わるため、契約前に必ず公式サイトの最新情報を確認する。
汎用型をお探しなら、クラプロは無料プラン(50品目・1名)から、スマホのバーコードスキャンで今日から試せます。料金は全プラン公開・初期費用0円です。
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