読み取りパターン
現場のバーコードは、商品コードだけとは限りません。「棚番+商品コード+連番」のように、いくつもの情報が1本にまとまっていることがあります。そのまま読むと商品が見つかりませんが、読み取りパターンを作っておけば、読み取った値から必要な部分だけを取り出して商品を探せます。
例:A01_12345_0001 → 12345
バーコードの登録内容や商品データを書き換える機能ではありません。読み取った値を、その場で変換して使うだけです。
こんなときに使います
- 棚番・ロット・連番が、商品コードと一緒に1本のバーコードに入っている
- 社内ラベルのコードに
ITEM-のような決まった文字が頭に付く - 印字されているコードが長く、先頭の何桁かだけが商品コードになっている
- 仕入先のラベルと自社のラベルで、同じ商品なのに桁数が違う
パターンを作る
作成・編集・削除ができるのは管理者です。作ったパターンは会社全体で共有され、メンバー全員がスキャン画面で選べます。
- 「その他」を開き、読み取りパターン を選びます。
- パターン追加 を押します。
- パターン名を入れます(スキャン画面に表示される名前です)。
- ステップ追加 を押して、やりたい処理を選びます。
- ステップの値(区切り文字・番号・文字数など)を入れます。
- 必要なだけステップを足して、保存 を押します。
- ステップは上から順に適用されます。ステップが1つもないと保存できません。
- 一覧の行には、パターン名と処理の要約(例:
分割(_) → 部分選択(2))が表示されます。 - 一覧は左のハンドルをドラッグして並び替えできます。ここでの並び順が、スキャン画面の選択リストの並び順になります。
- 削除するときは、パターンをタップして編集画面を開き、右上の 削除 を押します。
- 最大20件まで登録できます。
ステップの種類
| ステップ | 何をする? | 入れる値 |
|---|---|---|
| 分割 | 区切り文字で複数の値に分ける | 区切り文字(例:_) |
| 部分選択 | 分割した値から、使うものを番号で選ぶ | 使う番号(例:2、1,3) |
| 先頭の文字を削除 | 指定した文字が先頭にあれば取り除く | 先頭の文字(例:ITEM-) |
| 末尾の文字を削除 | 指定した文字が末尾にあれば取り除く | 末尾の文字(例:-JP) |
| 文字数削除 | 指定した文字数を先頭から取り除く | 文字数(例:3) |
| 文字数取得 | 指定した文字数を先頭から取り出す | 文字数(例:13) |
| 連結 | 分割した値を1つにつなげる | つなぐ文字(例:-。空でもOK) |
- 番号は1から数えます。マイナスを入れると末尾から数えます(
-1は最後)。 - 文字数もマイナスが使えます。
文字数取得に-4なら末尾4文字、文字数削除に-1なら末尾1文字を捨てる、という意味です。 - 複数の値が残ったまま最後まで進んだときは、区切りなしでつながります。間に文字を入れたいときは、最後に 連結 を足してください。
- 変換した値の前後の空白は、自動で取り除かれます。
設定例
| やりたいこと | 読み取った値 | ステップ | 結果 |
|---|---|---|---|
| 区切りの2番目だけ使う | A01_12345_0001 |
分割 _ → 部分選択 2 |
12345 |
| 決まった接頭辞を外す | ITEM-4901234567894 |
先頭の文字を削除 ITEM- |
4901234567894 |
| 先頭13桁だけ使う | 4901234567894001 |
文字数取得 13 |
4901234567894 |
| 末尾4桁だけ使う | LOT20260820_0007 |
文字数取得 -4 |
0007 |
| 末尾のチェック用1文字を捨てる | 123456789X |
文字数削除 -1 |
123456789 |
| 1番目と3番目をつなぐ | A01_12345_0001 |
分割 _ → 部分選択 1,3 → 連結 - |
A01-0001 |
スキャン画面で選ぶ
パターンは、スキャン画面の下に出るボタンで選びます。ボタンには、いま選んでいるパターン名(未選択なら「変換しない」)が表示されます。
- バーコードを読み取る画面を開きます。
- 下のボタンを押して、パターン選択 を開きます。
- 使うパターンを選びます。変換したくないときは 変換しない を選びます。
- 使えるパターンは、選んだ1つだけです。複数を同時には使えません。
- 選んだパターンはその端末に記憶され、次にスキャン画面を開いたときも選ばれたままです。メンバーごと・端末ごとに別のパターンを選べます。
- 読み取った値がパターンに当てはまらないときは、読み取った値がそのまま使われます。 パターンを選んだままでも、ふつうのバーコードは今までどおり読めます。
パターンは、次のスキャンすべてに効きます。
- 作業の バーコードから追加(バーコードでスキャン入力)
- 在庫・作業の検索窓のスキャンボタン
- バーコード入力欄のスキャンボタン(商品のバーコード登録や、バーコードタイプの作業項目)
登録するときと探すときで、同じパターンを使ってください
商品のバーコードを登録するときも、同じように変換されます。登録時に変換した値を入れておけば、スキャンで探すときも同じ値になり、確実に一致します。
うまくいかないとき
| 症状・メッセージ | どうする? |
|---|---|
| パターンを選んでいるのに変換されない | 読み取った値がパターンに当てはまらないと、読み取った値がそのまま使われます。区切り文字・番号・文字数が実際のバーコードと合っているか確認してください。 |
| 商品が見つかりませんでした | 変換後の値と、商品に登録したバーコードが完全一致していません。商品側のバーコードを確認するか、パターンを調整してください。 |
| ステップを1つ以上追加してください | パターンにはステップが最低1つ必要です。ステップ追加 から選んでください。 |
| 「1,2」のように番号をカンマ区切りで入力してください | 部分選択の番号は 2 や 1,3 のように入れます。0 は使えません。 |
| 権限が不足しています | パターンの追加・編集・削除は管理者のみです。社内の管理者に依頼してください。 |
思ったとおりに変換されるか不安なときは、実際に検索窓のスキャンで試すのが手軽です。検索窓には変換後の値がそのまま入るので、何が取り出されたかを目で確認できます。
関連ページ
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