在庫アラート
「気づいたら切らしていた」「奥に眠っていた在庫が期限切れだった」——在庫管理でいちばん痛いのは、この2つです。在庫アラートは、商品ごとに基準を決めておくだけで、そうなりそうな商品を勝手に拾ってくれる機能です。
4種類のアラート
| 種類 | どうなったら出る? | 次にやること |
|---|---|---|
| 不足 | 在庫数が在庫下限を下回った | 発注・補充する |
| 過剰 | 在庫数が在庫上限を上回った | 売り切る・仕入れを止める |
| 期限切れ | 有効期限が今日より前の在庫が残っている | 処分・返品する |
| 期限間近 | 有効期限が今日以降かつ設定した日数以内の在庫が残っている | 優先して出す・値引きする |
- 不足・過剰は、その商品の合計在庫数で判定します(ロケーションごとの判定はありません)。
- 期限切れ・期限間近は、有効期限ごとに分かれた在庫の数量で数えます。
- 判定の対象は、いま選んでいる拠点の在庫です。→ 拠点
- 在庫が正常な範囲に戻る、または期限切れ・期限間近の在庫がなくなると、アラートは自動的に消えます。
設定する
在庫下限・在庫上限・期限間近アラートは、商品ごとに決めます。
- 「在庫」で対象の商品を開き、「編集」を押します。
- アラート設定の欄に、在庫下限・在庫上限を入力します(片方だけでもかまいません)。
- 有効期限を使っている場合は、期限間近アラートに日数を入力します。
- 保存します。
Excel・CSVでまとめて設定することもできます。→ CSV・Excel・ラベル印刷・画像
在庫下限を入れないと、不足アラートは基本的に出ません
在庫下限が未設定の商品は、在庫数がマイナスになるまで不足と判定されません。つまり 0個になっても知らせてくれません。 さらに、マイナス在庫を「許可しない」にしている初期設定では在庫がマイナスになること自体がないため、不足アラートは事実上出ません。欠品を防ぎたい商品には、必ず在庫下限を入れてください。
何を入れればいいか迷ったら、「発注してから届くまでの日数 × 1日の平均出庫数」を目安にすると実用的です。→ 安全在庫とは / 発注点とは
期限間近アラートの日数
「有効期限の何日前から知らせるか」を、商品ごとに日数で決める項目です。
30と入れると、有効期限まで30日以内(今日を含む)の在庫が期限間近になります。- 空欄のままだと、期限間近は表示されません。 必要な商品にだけ設定してください。
- 期限が過ぎたものは「期限切れ」として別に数えられ、期限間近には含まれません。
- 0以上の整数で入力します。
- この欄は、有効期限をオンにしている場合だけ表示されます。→ ロケーション・ロット・有効期限
食品なら「賞味期限の14日前」、医薬品・化粧品なら「使用期限の90日前」など、商品の回転の速さに合わせて決めると、値引きや優先出庫の判断がしやすくなります。
確認する
- 「在庫」画面の上部に、赤い アラート ●件 のボタンが出ます。押すと該当の商品だけに絞り込めます。
- フィルターの「アラート」からも「アラートあり/なし」で絞り込めます。
- 商品の詳細画面では、不足数・過剰数・期限切れ数・期限間近数をそれぞれ数字で確認できます。
- 在庫の内訳では、有効期限が期限切れは赤、期限間近はオレンジで色分けされます。
- 「在庫」タブのアイコンにも、件数のバッジが付きます。
朝いちばんにこのボタンを押して、赤い商品だけ処理する——という使い方が、いちばん続けやすい運用です。
うまくいかないとき
- 最小在庫が最大在庫を超えています … 在庫下限が在庫上限より大きくなっています。どちらかを直してください。
- 期限切れ・期限間近が出ない … 有効期限がオフになっているか、在庫に有効期限が入力されていない可能性があります。有効期限をオンにしたうえで、入庫のときに期限を入力してください。